勝率主義という罠
ちょっと日記形式で書きます。
(先に言っておくと、長いです。。笑)
トレードにおいてわたし個人としては、損小利大というのを最重視しています。
巷では勝率思考の方もいると思いますが、それはものすごく期待値が含まれており、現実的では無いと感じます。
それはなぜかを説明します。
例えば勝率70%で損益率が利:損=1:2だとした場合
10回トレードで7回利確して、利益が70万だった場合、一度の利確での平均利益は10万です。
損益率が1:2なので、逆に1回あたりの損失額は20万となります。
そして3回損切りしていることになるわけで、
ここから考えると、損失額は60万となります。
つまり全体収支は
70万−60万=10万
となり、最終利益は+10万です。
どうですか?
勝率70%な訳ですが、この最終利益はどう見えるでしょうか?
わたし個人としては物凄く少なく感じます。
これでは勝率が60%になった時、もうマイナスに転じてしまいます。
これではリスクが高すぎるのではと感じます。
逆に
勝率40%で損益率が利:損=2:1だとした場合
この場合は10回取引して6回は損切りになります。
全体の損失額が60万だった時、
上記と同じように考えた場合、一度の平均損失額は10万となります。
逆に残りの4回が利確になり、
損益率は利:損=2:1なわけですから、
一度の平均利益額は20万となります。
よって4回の合計利益額は80万。
80-60=20で20万の利益です。
どうでしょうか。
勝率は半分もいっていないのに、勝率7割の時より利益が出ています。
どっちの方が楽だと感じますか?
相場は上がるか下がるかというものな訳で、
当たり前ですが、どっちかに行く確率は50%です。
しかし、そこに取引手数料等(fxだとスプレッド)を含めると、そもそも期待値は50%もありません。
そんな中で勝率7割を目指すというのはわたし個人としては大変に難しいと感じます。
もちろん、それを維持できたのなら大変に素晴らしい事です。
ですが大切なのは勝率ではなく、
いかに利益を上げられるか、あげ続けられるか、だと感じます。
相場は常に変化します。
今日使った手法が明日も通用する保証などどこにもありません。
もし仮に負けが混んでも、利益率が良ければプラスになります。
その上で勝率が高くなれば、凄まじく利益が上がります。
もう一度言いますが、
大切なのは勝率などではなく、利益上げる事です。
なので、この損小利大という考えは物凄く重要です。
実際私自身、
この1ヶ月(正しくは三週間)で、
元手65万で再スタートし、現在105万まで増えました。
利益としては40万です。物凄く破格です。
勝率は75%くらいあります。
ですがこれは結果論です。
もしこれが勝率40%だったとしても、利益が上がるように考えてやっています。
(実際は40%切ってもプラスになります)
損小利大をベースに置く事で、そこに勝率が乗ったとき、利益は格段に増えます。
多少調子が悪くてもそこそこ耐えられます。
ここまで、
私はいろんな本を読んだり、デモトレードで検証したり、さまざまな勉強をしてきました。
多分取引回数は10000回近いと思います。
長年やっている方からすると大変に少ない数かもしれませんが、
それでもそれなりに勝てるようにはなりました。
取引の全てをノートに書いたり、エクセルにまとめたり、なぜ負けたのか検証したり、あらゆる事をやってきました。
側から見たら気持ち悪いと思われるくらいガチで取り組んできました。
なので、もしトレードで本気で勝ちたいと思う方がいたら、
是非今回の内容を参考にしていただければと思います。
きっと利益が出やすくなると思います。
長くなりましたが、最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
ではまた。
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